プレイ人数:3~5人(GM不要) ダイス:不要 その他:筆記用具、ジョーカーを除いた52枚のトランプ一式、情報カード20~30枚ほど システム名「終幕対応(仮) サブテーマ「事実から終幕を作る」 本作は、参加者が【事実】を作り、その事実に振り回されながら、最後に自分たちの【終幕】を作るゲームです。 プレイヤーたちが構築する世界では、一つの【問題】がこれから起きようとしています。 プレイヤーたちは、「世界――問題点、解決するべきこと」「事実――何が起きているのか」「経緯――何故そうなったのか」、そして「終幕――どのような結果になったのか」を作り上げていくことになります。 ■前準備 本システムでは【フィールド】を使用します。 【フィールド】とは、ゲーム中に作り上げた言葉を配置するための場所です。また、トランプの公開や各種処理にも使用します。 *フィールド:作った言葉やカードを並べる場所。 *情報カード:【問題】【事実】【経緯】など、ゲーム中に作り上げた言葉を書くために使用する。 *山札:カードの判定処理に使用する。 *捨て札:表向きで公開し、使用したカードを置く場所。「解決フェイズ:【問題】を解決する」で使用する。 *手札:プレイヤー以外には公開されない、未知なる力です。プレイヤー自身が発揮できる力ですが、残念ながら身体は一つしかないため、力を発揮するときは手札から一つしか手段を選べません。 ■シナリオ決定:世界/問題点の定義 このシステムにおける【シナリオ】とは、プレイヤーたちが解決しなければならない【問題】そのものです。同時に、今回構築する世界観でもあります。 「最も直近で世界の構築をしたことがある者」が【スタートプレイヤー】となり、スタートプレイヤーが【問題】を決定します。 決定した【問題】は、フィールドの中央部に配置してください。 【問題】は、スタートプレイヤーが任意に決定して構いません。また、下記の《ランダム決定表》を使用しても構いません。 参加するプレイヤーが一つずつ【問題】を用意し、持ち寄った【問題】の中からランダムで今回のシナリオを一つ決定してもよいでしょう。 《ランダム決定表》 1. 最終戦闘 2. 宇宙からの侵略 3. キノコたけのこ戦争 4. 最終決済 5. 皇帝の崩御 6. 本日の夕飯 ■プレイキャラクターの作成 【問題】を解決するために立ち上がるプレイキャラクターを作成しましょう。 この世界で生きるプレイヤーの分身は、どのようなキャラクターでしょうか。 《ルール:キャラクター作成》 *名前/あだ名/コードネーム *性別/種族/立場 *【問題】をどう思っているか 上記は、プレイキャラクターの煌めく個性です。RPを助けるための設定として、プレイヤーが自由に決定してください。 *役職/特徴/得意なこと(HO) プレイキャラクターの特徴や性格などを表すハンドアウト(HO)です。 世界観によって呼び方や扱いが異なる場合がありますが、ルール上の効果に変動はありません。 HOは一覧から選択してもよいですし、ランダムで決定しても構いません。 《ハンドアウト(HO)》 ・♡ハート「リーダー/前向き/切り拓く」 フィールド上に公開された任意のカード1枚の出目を2倍に変更してもよい。 この効果は、合計値を確認した後に適用してもよい。 ・♢ダイヤ「ハカセ/賢い/考える」 山札からカードを引くとき、このキャラクターはカードをもう1枚多く引く。 この効果は必ず適用する。 ・♧クローバー「ヒロイン/お調子者/手伝い」 山札からカードを引いた後、このキャラクターは任意のプレイヤー1人の手札をすべて捨て札にし、捨て札にした枚数と同じ枚数のカードを山札から引き直させることができる。 この効果を適用した場合、その処理を行ったタイミングではカードを表向きに公開することはできない。 ・♤スペード「ライバル/後ろ向き/妨害」 フィールド上に公開された任意のカード1枚の出目を半分の値(小数点以下切り上げ)に変更してもよい。 この効果は、合計値を確認した後に適用してもよい。 《HOランダム決定方法》 ①プレイヤーはトランプから3枚のカードを引きます。カードの内容はプレイヤー本人だけが確認してください。 ②引いた3枚のカードのスート(♡・♢・♧・♤)から1つを選択し、選択したカードをフィールドに公開します。選択したスートと同じHOの効果を、プレイキャラクターが取得します。 ③キャラクター作成が終わったら、使用したカードをすべて山札に戻し、シャッフルしておきます。 ■世界観構築フェイズ:事実を作る 【問題】に対して、各プレイヤーが【事実】を一つずつ宣言していきます。 スタートプレイヤーの右隣のプレイヤーから時計回りに【事実】を宣言してください。スタートプレイヤーは最後に宣言します。 ①【問題】に対して、各プレイヤーが「事実=何が起きているのか」を宣言します。【事実】は単語でも文章でも構いません。 ②宣言する【事実】について、プレイヤー同士で相談してはいけません。 ③一度宣言された【事実】は覆りません。 ④宣言された【事実】を、【問題】または先に宣言された【事実】の下方に連なる形で並べます。 【問題】に近いほど最近の出来事を示し、遠いほど過去の出来事を示します。 <例題:最終決戦> 作られた【事実】 「激しい剣戟が起きた」 「荒ぶる魔法合戦」 「1000年続いた」 フィールドの配置 【最終決戦】 「激しい剣戟が起きた」 「荒ぶる魔法合戦」 「1000年続いた」 <例題:最終決済> 作られた【事実】 「積み重ねられるトラブル」 「取引先の急な仕様変更」 「終わらない報告書」 フィールドの配置 【最終決済】 「取引先の急な仕様変更」 「終わらない報告書」 「積み重ねられるトラブル」 ■経緯構築フェイズ:経緯を作る 各プレイヤーが、すでに確定した【事実】を受けて、原因や理由、出来事といった「なぜ、そうなったのか」という【経緯】を作ります。 ①全プレイヤーで相談し、【事実】と【事実】の間、または【問題】と【事実】の間を埋める形で【経緯】を決定します。 ②【経緯】は、その両側にある【事実】と【事実】、または【問題】と【事実】に関係する内容でなければなりません。 ③決定した【経緯】が【問題】に対してどのような影響を与えたのかをロールプレイします。影響については《影響決定ルール》を参照してください。 ④すべての【事実】と【事実】の間、および【問題】と【事実】の間が埋まるまで、この手順を繰り返します。 ⑤一度宣言された【事実】は覆りません。 《影響決定ルール》 【問題】がどのような状態になったのかは、過去に起きた【経緯】に強く結びついていきます。 【経緯】が【問題】に良い影響を与えた場合は【好影響】を得ます。悪い影響を与えた場合は【悪影響】を得ます。 ①全プレイヤーは、トランプの山札から基本1枚ずつカードを引きます。(HO「♢ダイヤ」はカードを2枚引きます)プレイヤーは、自分が引いたカードの数字のみを確認してください。 ②自分が引いたカードの数字を他のプレイヤーに明かすことはできません。ただし、「数字が大きい/小さい」「カードを公開する/しない」程度の相談は可能です。 ③全プレイヤーは、公開されるカードの合計値が《目標値》になるように、自分のカードを公開するか、公開しないかを決定します。カードの公開は一斉に行います。公開できるカードは1枚だけです。 ③公開されたカードの合計値が《目標値》と一致した場合、【好影響】を1つ獲得します。それ以外の場合は【悪影響】を1つ獲得します。 ④結果の良し悪しを確認した後、トランプを表向きで公開したプレイヤーのみ、その【経緯】が【問題】に対してどのような影響を与えたのかをロールプレイします。 ⑤公開したカードは、トランプの山札の横に捨て札として置きます。未公開のカードは、プレイヤーの手札として所持し続けます。 《参加人数:目標値》 *3人:20~22 *4人:27~29 *5人:34~36 ■解決フェイズ:【問題】を解決する いよいよ、この世界の【問題】が始まろうとしています。 プレイヤーたちは、これまでに作り上げた世界と、そこで生まれた【問題】に立ち向かうことになります。 ①捨て札をすべてシャッフルし、捨て札だけで新たな山札を作ります。 ②《影響決定ルール》で入手した【悪影響】の数を確認します。【悪影響】1つにつき、山札の上から3枚のカードを公開します。この方法で公開されたカードの合計値を、問題を解決するための【目標値】とします。 ③プレイヤーたちは「どのようにして【問題】を解決するか」を相談し、解決方法を宣言します。解決方法の妥当性を裁定する必要はありません。 ④《影響決定ルール》で入手した【好影響】の数を確認します。【好影響】1つにつき、山札の上から1枚のカードをフィールドに表向きで公開します。 ⑤全プレイヤーは、トランプの山札から基本1枚ずつカードを引きます。(HO「♢ダイヤ」はカードを2枚引きます) ⑥プレイヤーは、自分が引いたカードの数字のみを確認してください。自分が引いたカードの数字を他のプレイヤーに明かすことはできません。ただし、「数字が大きい/小さい」「カードを公開する/しない」程度の相談は可能です。 ⑦全プレイヤーは、手札からカードを1枚公開します。カードの公開は一斉に行います。公開できるカードは1枚だけです。 ⑧全プレイヤーが公開したカードの合計値と、【好影響】によってフィールドに公開されたカードの合計値を合算します。合算した数値が【目標値】以上であれば、【問題】を無事に解決できたものとして扱います。 ■終幕フェイズ:どんな結末になったのか 【問題】は解決できたでしょうか。それとも、解決できなかったでしょうか。 どのような結果が起きたのか。そして、その結果をプレイキャラクターたちはどう思ったのか。最後に、今回の物語の【終幕】を作り上げましょう。 「解決フェイズ:【問題】を解決する」の結果を確認した後、どのような終幕となったのかをロールプレイします。 全員でロールプレイを行い、今回のシナリオ全体の終幕を演出しても構いません。 あるいは、プレイキャラクターごとにスポットを当て、それぞれの終幕を演出してもよいでしょう。